症例紹介|帖佐ステラ動物病院

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症例紹介

軟口蓋過長症 軟口蓋切除術

呼吸器科2022.10.01

  • 軟口蓋過長症 軟口蓋切除術

    軟口蓋過長のため挿管のとき喉奥が見えにくい

  • 軟口蓋過長症 軟口蓋切除術

    長すぎる軟口蓋をひっぱりながら切除

  • 軟口蓋過長症 軟口蓋切除術

    縫合終了 止血を確認

  • 軟口蓋過長症 軟口蓋切除術
  • 軟口蓋過長症 軟口蓋切除術
  • 軟口蓋過長症 軟口蓋切除術

軟口蓋過長症はパグやフレンチブルなどの短頭種でよくみられる病気です。
軟口蓋とは喉の奥にあるやわらかい組織で、鼻腔と口腔を隔てる弁の役割をしています。
この軟口蓋が長く分厚くなると、呼吸に必要な空気の通り道も塞いで狭くしてしまうため、普段から呼吸の際にガーガーと苦しそうに呼吸をするようになってしまいます。

軟口蓋過長症の犬は、激しくガーガー呼吸すると苦しくなってしまうので、激しい運動を避ける、肥満の犬は減量する、熱中症になりやすいので環境を整えるなどの対処が必要です。ただ、呼吸の度に喉に常に負担がかかるとより軟口蓋が分厚くなったり、喉頭軟骨の変形や気管虚脱などがさらにおこることがありますので、若いときは症状が軽くても、加齢や肥満で年々呼吸困難が悪化する場合もあります。原因は長すぎる軟口蓋が気道を塞ぐことなので、内科治療よりは、早期に(2~3歳未満など若いうちに)外科手術より余剰な軟口蓋を切除することが推奨されています。

麻酔のリスクや切りすぎてはいけないなど、注意が必要な手術ではありますが、術後の飼い主さんの満足度は非常に高いです。
日常的に苦しそうだったのが楽になった、夏が快適にのりきれるようになったとのお声をいただきます。

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