眼科疾患への取り組み|帖佐ステラ動物病院

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眼科疾患への取り組み

眼科疾患への取り組み

当院では角膜などの、眼の表面の疾患、緑内障などの緊急疾患などを中心に眼の診療をおこなっています。

犬と人間が互いの目を見つめ合うことで、双方にオキシトシンの分泌が促進されるとの研究論文が発表されました。オキシトシンは視床下部から分泌されるホルモンで、オキシトシンは別名「愛情ホルモン」といわれ母性や、愛情・友情・信頼などの感情に関与しているとされています。眼の健康は、犬自身の生活だけでなく、私たちも癒してくれています。

また、起こってしまった病気によっては失明が避けられませんが、失明してしまった後も、家の中だけで静かに生活させるのではなくお散歩の仕方や、見えなくてもできる遊びをお伝えして、生活の質が保てるようご指導しています。

角膜潰瘍

フローレンス検査で染まった角膜の傷

角膜に傷がついている状態です。角膜は小さな傷でも強い痛みを感じます。痛みを感じると動物は眼を細めたり、しょぼしょぼさせたりします。肉眼では見えない傷も「フローレス」という蛍光色素を眼に垂らすと、角膜に傷があった場合は、この染色液が傷に溜まり、そこだけ蛍光色になります。

小さな傷であれば数日で治癒しますが、傷に細菌が感染すると急激に角膜が融けるようにひどくなることがあります。

融解性角膜潰瘍

特に、シーズーやチワワ、フレンチブルドッグなど、眼の少し前に出ているような犬種は日常的に表面の乾燥がおこり、角膜が弱い状態になっていることがあり、感染からの角膜穿孔の起こりやすい犬種です。痛みがありそうなときは、念のための受診をおすすめします。また、犬はヒトに比べても瞬きが少なく、不完全であることで、瞼の辺縁にあるマイボーム腺という油を分泌する腺の機能が悪いことが多いです。このことも、乾燥しやすくなる原因になります。

大きく角膜が融けてしまった場合、また、ほとんど穿孔してしまいそうな状態になったときは結膜フラップ、自家角膜移植、コラーゲン膜を使用した角膜再生など、外科手術が必要になります。

難治性角膜上皮びらん(SCCEDs)

通常の点眼治療ではなかなか治らない慢性の傷が眼表面にできる病気です。痛みや、目やにが長期間続きます。眼の傷が治らないと来院される患者さんで、ときどき見られるタイプです。

通常の眼の傷と思っていても、通常の治療で1週間以上治らない場合は何か治らない原因がないか、考えなくてはいけません。

フローレンス染み込み像

フローレス検査の染まり方が通常と違うので、初回の診察で気が付けることもあります。傷の周囲の上皮が、角膜上皮基底細胞と基底膜との接着が悪くなり剥離することで、通常の治癒が妨げられています。

デブリード後

治療は角膜デブリードと呼ばれる、綿棒で傷の周囲をこすって、治癒を邪魔する浮いた上皮を取りのぞく処置です。

これだけで良くなることも多いのですが、中には治らず繰り返すことがあります。

局所麻酔化における角膜点状穿刺と点状穿刺後

その場合は角膜実質穿刺と呼ばれる眼の表面に細な傷をつける治療をおこないます。

こうすることによって角膜上皮細胞の治癒を促進することができます。大人しい犬であれば、点眼麻酔下でも可能です。

針を使うので怖いように感じますが、角膜に穴をあけないように針に加工をしてあります。

再発性角膜上皮びらんからの回復

最後に再生を促す目的で、眼瞼縫合、もしくはコンタクトレンズの装着をおこなって治療は終了となります。

このあとは2週間ほど、目薬を頑張ってもらいます。

緑内障

眼の中には房水(ぼうすい)という水が循環していて、産生と流出は一定に保たれ眼球内部の圧 (眼圧)が維持されています。緑内障とは何らかの原因で房水の流出が阻害されたために、眼の中に水が溜まって眼圧が上昇した状態をいいます。眼圧の上昇が長期に続くと視神経が障害されるために失明することがあります。

原発性緑内障という犬種と関係している遺伝的に起こる緑内障と、続発性緑内障というぶどう膜炎のような眼内炎や腫瘍などによって起こるものがあります。

柴犬で起こりやすいのは有名で、診察でも注意が必要です。眼が充血している状態で来院されて、当日の眼圧測定で問題がなくても、その日の夜から翌日にかけて急激に眼圧があがることがあるからです。眼圧に問題がなくても患者さんには注意を促し、非常に疑わしい場合は1泊お預かりして眼圧モニターをすることもあります。なぜなら、緑内障と診断された場合には早急に上昇した眼圧を内科的に減圧してあげる必要があります。場合によっては発症から1~2日で失明してしまうからです。また、非常に強い痛みは、人では立っていられなくなるほどだそうです。数種の点眼と、緊急的には、溜まってしまった房水を針で抜くことがあります。

フレアを伴う緑内障

ただ、一度緑内障になってしまうと、日々の点眼での維持を目指しますが、ほとんどの場合数カ月から数年の治療を経て最終的には失明してしまいます。患者さんに眼圧計を貸し出して、自宅で眼圧を測って頂き、より長く視力を維持しようという試みや、手術で房水を排出する小さな人工弁を眼に埋む方法などがありますが、まだ、完全に満足できる治療はありません。

視力が無くなったあとも放置していると、眼圧の上昇によって、眼球自体が大きくなり、傷がついて摘出しなくてはいけなくなるので、視力が無い緑内障眼に対しては、形を保ち痛みを取るためにシリコンインプラント義眼手術が適応になります。

緑内障による牛眼

手術をすることに悩む患者さんもいますが、視力がない眼に関しては目薬で維持していても、眼圧の変動によって日によっては痛みを感じることがありますので、本人も楽になり、日々の点眼からも解放されます。

その他、様々な眼の疾患の診察を行っています。白内障手術は現在、他院へのご紹介とさせていただいておりますが、多くの白内障手術に関わってきた経験がありますので手術適応かどうか、手術内容、リスクについてご相談されたい方は対応させていただきます。

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